2018年11月09日

インドネシアの旅(1)〜Green School

クタビーチ1.jpg
(写真はバリ島クタビーチ・どこまでも広い遠浅の海岸に夕日が沈みます。観光客はその美しさにうっとり)

地上にある"未来の学校"を目指してインドネシア・バリ島へ行ってきました!

バリ島は言わずと知れた東南アジア随一の観光地でもあり、地上の楽園として世界中の人々に親しまれています。到着した翌日は、私たちもバリ島で少しの観光気分を味わうことに。写真の海岸では、子どもに戻ったように波と遊んでしまいました。

エコと自由な学びの2つの目的を果たした夢の学校
そして今回の旅の大きな目的。いざGreen Schoolへ!
デンパサールの中心地から車でいくこと40分あまり。学校は街中からは離れた山の中にあります。
竹の学校9.JPG
(写真の最左に写っているのはエヴァさん。彼女はインドネシアで学校を作りたい夢を熱く持っています。今回私たちと一緒に見学することになりました。)

中に入るとウェルカムロビーが設置されており、さまざまな国から見学者が訪れていました。案内をしてくれるのはここのハイスクールプログラムに在学する学生さん。
ご覧のように、何もかもが竹と藁で造られています。
竹の学校5.JPG
見えにくいですが、2階と3階があり、それぞれ教室になっています。勉強の邪魔になってしまうので授業の様子をじっくり見ることは叶いませんでした。
竹の学校7.JPG

授業はその日によってさまざまな場所で行われるとのこと。川に出て、橋の上で勉強することもあると説明してくれました。
竹の学校2.JPG

黒板などはなく、先生と生徒が輪になって、チョコレートをかじりながらとてもリラックスして学んでいる様子もみられましたよ。

通路を歩いていたら"Opne!"と書かれたこんな紙が…
竹の学校6.JPG
小さい学年の子が描いたもののようですね〜宇宙を描いているのかな。トゥファラ読者としてはつい目が釘付けになってしまいました。(笑)

竹の学校4.JPG

竹の学校3.JPG
敷地はかなり広く、牛を飼い、ハーブや野菜も育てています。

そして自然を理解し自然環境を守る意識を啓蒙するのはこの学校のもう一つの大きな目的です。
ここでは、水を地下からくみ上げ、独自の浄化システムで水を供給しています。電気は最低限の使用に留め、トイレでは水を流しません!
しかし「え?昔のドッポン?」
という感じでもなく、し終わった後はおからのようなものをかけて土に戻す工夫をしていて、臭いはほとんどありませんでした。昔々の生活に戻りながらも、知恵と工夫で衛生的で快適に、そして自然美を整えているのが素晴らしいですね。
とにかくここでの暮らしは、循環→再生を徹底して工夫することを目指しているのでしょう。
1竹の学校.JPG
写真のようにプラスチックゴミを丁寧に振り分け、再利用するための試みも行われ、それらは学生たちの研究課題にもなっています。
竹の学校10.JPG

・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。
Green School〜竹の学校は、噂通り、今の地球上で実現可能な理想の学校でした。
ただし、問題もあります。
それは、学費が高いことです。
この学校に入るためには、保証金などを含め、数十万から数百万円のお金が必要です。バリ島現地の普通の暮らしをしている家庭の子どもたちは、決して通うことができない金額なのです。ここに通っている生徒さんたちは、主に欧米諸国から移り住んだ人々のお子さんたちや、商売などで成功したお金持ちの家庭のお子さんばかりだと思われます。
案内をしてくれた通訳ガイドのパルさんに尋ねました。
「あなたのお子さんをこの学校に入れたいですか?」
パルさん「いやいや、入れないですよ〜〜」
「あなたにもし、お金があったら入れたいですか?」
パルさん「いやいや、無理です!」
「もしも、お金があったら、の話ですよ」
パルさん「それはもちろん、入れたいですよ〜そんなことはあり得ませんけど…」

う〜ん、これはちょっと残念です。
今のところ、現地の人々の視線で眺めてみたら、楽園バリ島の宙に浮いた夢の学校のようになってしまっているように感じてしまいました。

メリオンさんもこう話してくれました。
この学校は本当に素晴らしいです。けれどユートピアになってしまいましたね。私たちが目指しているのは、もっと地域に溶け込んだ学校ですよね。

すると…エヴァさんがこう言いました。
エヴァ「"貧乏の人"のための同じような学校がありますよ」
私「え、どこに?インドネシアに?」
エヴァ「はい、ジョクジャカルタにありますよ」
私「私たちはこれからジョクジャカルタに行くでしょ!そこの見学ができますか?」
エヴァ「はい、連絡をとってみますね」

思わぬ流れになりそうで、私たちはワクワク!
行動を起こすと、その先に何が起こるかは本当にわからないものですね。
というわけで、エヴァさんの言う、"貧しい人の学校"については、次のブログでご紹介します。

(文/編集部)

posted by yamanoshiroiie at 17:26| 光の活動/スィオニを探せ!