2018年06月07日

パラリス


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『トゥファラ』には聞きなれない言葉がときどき出てきますが、その中に"パラリス"というのがあります。
パラリスとは、今まで見たことも聞いたこともないような、人(存在)や出来事との最初の出会いの瞬間のことをいいます。(トゥファラ本文P42)

『トゥファラ』の中で、少女の頃のヴィッツイが未来の星トゥファラを訪ねた時に子どもたちに出会うシーンがあります。子どもたちは、ヴィッツイが自分と異なる星の存在だと気づいています。そしてひとりの子どもがヴィッツイをじっと見つめて、ヴィッツイの手を取りました。
これがまさに"パラリス"の瞬間なのだそうです。

私たちも日常で、人との出会いはたくさんありますが、初めての人と対面するときには、大小の差はあってもそれなりの緊張がともないます。ヴィッツイと出会った子どもは、そのときいったい何をしたのでしょう?
そこで"パラリス"について、メリオンさんにもう少し詳しくお話してもらいました。

メリオン:トゥファラでは、子どもたちは最初にパラリスについて学ぶのです。

――どういうことを学ぶのでしょう?

メリオン:最初に対面したときに、相手や出来事をどこまで理解できるか、そしてどう反応するか、などのレッスンです。

――会った瞬間にそれが分かるようになるということでしょうか?そして人だけではなく出来事との出会いも同じなのですね。

メリオン:そうです。直ぐに、そして正確に理解するためのレッスンです。

――「あ、この人は私と合わない」「この人嫌い」なんて思っちゃうこともありますが、そういうときはどうしたらいいのでしょう?

メリオン:そういうときもありますね。もちろん危険を感じるようなときには防御する必要もあります。

――最初から心を全開にする必要はない、ってこと…?

メリオン:そうですよ。最初から「まる裸でいなさい」ということではないのです。

――つまり、自分にとって本当に危険な相手なのか、ただの自分の思い込みかという判断も、瞬時に正確にできるなら問題ないですね。

メリオン:合わない相手はもちろんいます。そういう場合はどうするかも、自分で学ぶのです。

――地球の学校では、そんなこと教えてくれないですね〜

メリオン:"結婚"というのは、パラリスのレッスンでもあるのです。相手が今何を考えているのか?どんな状態なのか?どんな気持ちなのか?と、毎日毎日、顔を合わせながら訓練することができるでしょう。

――はあ、まさにそうですね。結婚相手なら、相手の反応を確かめたりすることもその場でできます。

メリオン:残念ながら多くの人たちは、せっかくのレッスンの場を無駄にしているのです。

――そうなのか〜、なんともったいないことを…。

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私たちも、「会った瞬間にこの人だ!と思った」などの話をよく聞きますので、知らずしらずのうちには、それを"直感"として使っているのだと思います。しかしこれからは、無意識ではなく、もっと意識的に訓練する必要がありそうです。(トゥファラの子どもたちを見習って)
それにしても、結婚というのを進化のためのレッスンの場だと捉えるのは、とっても新鮮。
昔から結婚は人生を学ぶ場だとか、愛を学ぶ場だとか、いろいろ言われてきてはいますが、どれも少々重苦しい。けれど、"パラリス"のレッスンだと思ったら、ちょっと気が楽になるし、楽しめそうな気分にもなりますね。今まで地球の人間は、深読みし過ぎてわざわざ重い道を歩いてきたような気がします。宇宙観で人生を捉えると、余分なものがはずれて途端にシンプルになり、軽やかになるのですね。

写真はインドネシアの4歳の子どもたち。
言葉も知らない異国の日本人がカメラを向けても満面の笑顔でポーズしてくれました。
どうやら子どもたちの方が"パラリス"は得意のようですね。

(文/編集部)
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