2018年11月11日

インドネシアの旅(3)〜おまけ

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バリ島にて。インドネシアの象徴でもある"ガルーダ"(鷹)。バリ島に伝わる神話の中に出てくるガルーダは王様の乗り物。神話のスペシャリスト由紀子氏は、ガルーダに興味深々…。

インドネシアの旅は無事に終わりました。
メリオンさんと由紀子さんは、初めてのインドネシア。驚くこともたくさんあったようで、お二人とも子どものようにはしゃいでおりました。
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バリ島の食事。有名なサテという日本の焼き鳥に似た料理と魚類。そしてスイカジュース。

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ジャコウネコのコーヒー屋さんに行きました。
子猫がメリオンさんの腕で遊んでいます。

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とってもお利口さんな九官鳥がいました。私たちの言葉を何でも覚えて繰り返してくれます。
あんまり上手なので、皆で大笑い!
すると九官鳥も「アッハッハッハ〜」と大笑い!
これには爆笑です。

このブログの編集を担当している私、市川も含めて、それぞれに収穫があった旅となりました。
メリオンさんからも、この旅の感想や学校のことなど、後日お話会などで聞かせて下さると思います。

(文/編集部)
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2018年11月10日

インドネシアの旅(2)〜田んぼの中の学校

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インドネシアの旅〜第2弾です。
場所は変わって、インドネシアのジャワ島にあるジョクジャカルタにやってきました。バリ島から飛行機で1時間ほどで到着です。写真はポルブドゥールの遺跡。ポルブドゥールは仏教遺跡。それ自体が仏教的宇宙観を象徴する巨大な曼荼羅といわれているそうです。(詳しくはこちらを参照wikipedia)
インドネシア・ジャワ島は、その昔はインドから渡ってきたヒンドゥー教が行きわたった国で、その流れの一つである仏教も定着していました。現在はイスラム教が9割を占めるようになったのですが、今となっては宗教的建物というより歴史的遺産として、宗教を問わずインドネシア中の人々、世界中の人々が訪れています。もちろんユネスコ世界遺産にも登録されています。

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心がほんわか温かくなる学校
前回の記事にありますように、エヴァさんの案内でジョクジャカルタの学校を訪ねることになりました。
その日は日本へ帰国する日だったため、大きなスーツケースと共にタクシーに乗り込み出発。到着すると、そこには田んぼがあるだけの田舎道。どうやら田んぼの向こうに見える小さな建物(小屋?)が学校のようですが、この皆の大荷物をガラガラ持ってあぜ道を行くわけにもいかず…。
困っていると、「荷物を預かるよ」と声をかけてくる男性がいました。
「ああ、良かった」
私たちはホッとして、田んぼの真ん中に建つ小さな小さな学校へ、ワクワクドキドキしながら歩いていきました。

中庭に入っていくと、なんだか不思議。とても明るく穏やかな光を感じます。
子どもたちはキラキラした目で、異国の地から来た私たちを好奇心いっぱいに見つめたり、微笑んだり、挨拶してくれたりしながら迎えてくれました。
エヴァさんの言う"貧乏な人々"という言葉など、おそよ似合つかわしくない、とても清々しい子どもたちです。
メリオンさんも中に入ったとたんに、「素晴らしいわ〜」と感激の一言!

(※この素朴でステキな学校の様子を写真でお見せしたいのですが、私は写真を撮りそびれてしまいました。後日見つかれば掲載いたしますね。)

そうこうするうちに、学長さんがお見えになり、この学校についていろいろなお話をして下さいました。学長さんは40代ぐらいの男性です。
「絵に書きながら説明しますね」と学長さん。

学校は、幼稚園児から高校生までの生徒さんを受け入れています。Green Schoolと同じですね。
学校の主な方針は、子どもたちが自分の本当にやりたいこと、本当の個性、本当の人生の道を見つけるための手助けをすることを何より大事に考えているのだそうです。
そのために必要なことは『観察』
子どもが物事を、起こる事象を、そして自分自身をちゃんと観察できるよう手助けし、先生も親御さんも、子どもたちに何かを教えるというのではなく、ただただ『観察』するのだと。学長さんは『観察』という言葉を何度も口にしていました。

また、国語、算数などの科目は設けていないのだそうです。全ての事柄には、全ての科目要素が含まれているため、それらを分離することなく総合的に学ぶ必要があると考えているのです。

たとえば本を手に取ります。
どんな形をしていますか?
何で出来ていますか?
何に使うものですか?
手触りはどうですか?
何枚ありますか?
「本ひとつでも、社会科、理科、国語、さまざまな要素を学ぶことができるのです」と学長さん。
授業はすべて、このような形で進められていくのだそうです。
あるいは、さまざまなイベントを開催して、体験学習をたくさん行うのだとも説明して下さいました。

そしてインドネシアの人にとってやっぱり気になるのは学費のこと。
一年間の学費は親御さんたちと一緒に決めるのだそうです。今年はこれとこれのイベントを行おう。音楽の材料を入手しようなど、その年の計画を話し合い、一人分の学費を算出するのだとか。そのため、毎年金額が異なるらしいのですが、およそ一か月分は日本円にして2000円ぐらいのようです。現地の通貨価値で考えるなら、日本で7〜8000円ぐらいの感じになるのでしょうか。
それくらいなら、現地のお母さんお父さんも、頑張れば何とかなりそうですよね。

学長さんのお話に、我々がいたく感激していると、小柄でとても柔和なお顔の優しそうなご婦人が入ってきました。この学校のオーナーだそうです。
メリオンさんが、この学校創設の経緯を尋ねましたところ、オーナーさんは、この場所で農業を営まれていたのだそうで、学校の敷地は、すべてオーナーさんの敷地のようです。
そして最初は幼稚園から始まり、小学校、中学校、高校と増設していくことになったようで、もともとは周囲の子どもたちだけが通っていましたが、最近は噂を聞いて遠くから通ってくる子も多いのだということでした。
まさに地域に密着した学校…メリオンさんの思い描く理想の学校にピッタリだったようで、旅の終わりにメリオンさんも大満足の様子でした。

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「日本語ですけど、私の書いた本をこの図書室にぜひ置いてください」
とメリオンさんが光の塔をお渡ししました。すると
「うちのスタッフに日本語を読める人がいるんですよ。以前は日本人の学生が一人いましたよ」と学長さん。
こうして、海を越え、南国インドネシアの小さな学校に、『光の塔』を置いてくることができました。この学校はスィオニがたくさん育っていくに違いありませんね。

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また、この素晴らしい学校を紹介する本があるとのこと。本は、オーナーのご主人が書かれたそうです。(インドネシア語です〜がんばって読みま〜す。)
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最後に本を渡して下さるときにオーナーが言いました。
「この学校は、"窓際のトットちゃん"という日本の本を参考にしているのですよ」
何ということでしょう。つまり、日本に既にその原型があったということなのです。それをインドネシアのこの地で、こうして素晴らしい形で実現させているとは…何とも、興味深い事実ではありませんか。

学校を後にした私たちは、このあと帰国の途につきます。
スーツケースを預かってくれた中年の男性に料金はいくら?と尋ねると、「お金はいらないよ」と、男性はにこにこ笑っています。そして「私の子どもがこの学校に通っているんですよ」と言います。
そうだったのですね、ありがとう…。(知らずに無礼をしました。)
先生も、生徒さんも、そして親御さんも、とてもとても、温かい方たちなのでした。

この出会いに、深く感謝致します。



(文/編集部)
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2018年11月09日

インドネシアの旅(1)〜Green School

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(写真はバリ島クタビーチ・どこまでも広い遠浅の海岸に夕日が沈みます。観光客はその美しさにうっとり)

地上にある"未来の学校"を目指してインドネシア・バリ島へ行ってきました!

バリ島は言わずと知れた東南アジア随一の観光地でもあり、地上の楽園として世界中の人々に親しまれています。到着した翌日は、私たちもバリ島で少しの観光気分を味わうことに。写真の海岸では、子どもに戻ったように波と遊んでしまいました。

エコと自由な学びの2つの目的を果たした夢の学校
そして今回の旅の大きな目的。いざGreen Schoolへ!
デンパサールの中心地から車でいくこと40分あまり。学校は街中からは離れた山の中にあります。
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(写真の最左に写っているのはエヴァさん。彼女はインドネシアで学校を作りたい夢を熱く持っています。今回私たちと一緒に見学することになりました。)

中に入るとウェルカムロビーが設置されており、さまざまな国から見学者が訪れていました。案内をしてくれるのはここのハイスクールプログラムに在学する学生さん。
ご覧のように、何もかもが竹と藁で造られています。
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見えにくいですが、2階と3階があり、それぞれ教室になっています。勉強の邪魔になってしまうので授業の様子をじっくり見ることは叶いませんでした。
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授業はその日によってさまざまな場所で行われるとのこと。川に出て、橋の上で勉強することもあると説明してくれました。
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黒板などはなく、先生と生徒が輪になって、チョコレートをかじりながらとてもリラックスして学んでいる様子もみられましたよ。

通路を歩いていたら"Opne!"と書かれたこんな紙が…
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小さい学年の子が描いたもののようですね〜宇宙を描いているのかな。トゥファラ読者としてはつい目が釘付けになってしまいました。(笑)

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敷地はかなり広く、牛を飼い、ハーブや野菜も育てています。

そして自然を理解し自然環境を守る意識を啓蒙するのはこの学校のもう一つの大きな目的です。
ここでは、水を地下からくみ上げ、独自の浄化システムで水を供給しています。電気は最低限の使用に留め、トイレでは水を流しません!
しかし「え?昔のドッポン?」
という感じでもなく、し終わった後はおからのようなものをかけて土に戻す工夫をしていて、臭いはほとんどありませんでした。昔々の生活に戻りながらも、知恵と工夫で衛生的で快適に、そして自然美を整えているのが素晴らしいですね。
とにかくここでの暮らしは、循環→再生を徹底して工夫することを目指しているのでしょう。
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写真のようにプラスチックゴミを丁寧に振り分け、再利用するための試みも行われ、それらは学生たちの研究課題にもなっています。
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Green School〜竹の学校は、噂通り、今の地球上で実現可能な理想の学校でした。
ただし、問題もあります。
それは、学費が高いことです。
この学校に入るためには、保証金などを含め、数十万から数百万円のお金が必要です。バリ島現地の普通の暮らしをしている家庭の子どもたちは、決して通うことができない金額なのです。ここに通っている生徒さんたちは、主に欧米諸国から移り住んだ人々のお子さんたちや、商売などで成功したお金持ちの家庭のお子さんばかりだと思われます。
案内をしてくれた通訳ガイドのパルさんに尋ねました。
「あなたのお子さんをこの学校に入れたいですか?」
パルさん「いやいや、入れないですよ〜〜」
「あなたにもし、お金があったら入れたいですか?」
パルさん「いやいや、無理です!」
「もしも、お金があったら、の話ですよ」
パルさん「それはもちろん、入れたいですよ〜そんなことはあり得ませんけど…」

う〜ん、これはちょっと残念です。
今のところ、現地の人々の視線で眺めてみたら、楽園バリ島の宙に浮いた夢の学校のようになってしまっているように感じてしまいました。

メリオンさんもこう話してくれました。
この学校は本当に素晴らしいです。けれどユートピアになってしまいましたね。私たちが目指しているのは、もっと地域に溶け込んだ学校ですよね。

すると…エヴァさんがこう言いました。
エヴァ「"貧乏の人"のための同じような学校がありますよ」
私「え、どこに?インドネシアに?」
エヴァ「はい、ジョクジャカルタにありますよ」
私「私たちはこれからジョクジャカルタに行くでしょ!そこの見学ができますか?」
エヴァ「はい、連絡をとってみますね」

思わぬ流れになりそうで、私たちはワクワク!
行動を起こすと、その先に何が起こるかは本当にわからないものですね。
というわけで、エヴァさんの言う、"貧しい人の学校"については、次のブログでご紹介します。

(文/編集部)

posted by yamanoshiroiie at 17:26| 光の活動/スィオニを探せ!